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ルーターを複数台使う手もある

ルーターはアクセスポイントや中継機としても使える

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 ルーターはモデムにつないでルーターとして使うだけではなく、別のルーターを親機ルーターにつないでアクセスポイント(BR・ブリッジモード)やリピーター(中継機・CNVモード)として使うこともできます。
 電波が弱くて困るというような場合には、予備機を流用するなど複数のルーターを活用してみてはいかがでしょうか?

 場合によっては、高級なルーターを一台だけ使うよりも、お手頃なルーターを複数使う方が電波が良くなる可能性もあります。
 ご自宅に合ったネット環境を模索したいものですね。

アクセスポイントとリピーター(中継機)の違い

 アクセスポイント(BR・ブリッジモード)もリピーター(中継機・CNVモード)も電波をよくしてくれるものですが、wi-fiの設定先が異なります。

 アクセスポイントは、アクセスポイントから電波を再発信する形になるので、機器の接続設定はアクセスポイントに対して行います。

 リピーター(中継機)は、ルーターの電波を増強する形になるので、機器の接続設定は元のルーターに対して行います。

 利用機器を有線で使う場合には、あまり違いが分からないと思います。
 切り替えの仕方は機器によって異なるかもしれませんが、一般的には、スイッチを切り替えるだけなので、あまり難しく考える必要はありません。

rakuten

 IO-DATAWN-SX300FRは、一人暮らしを想定した、お手頃なルーターです。アンテナは2つ、有線LANは100Mbps×3、無線wi-fiの接続台数は4台で300Mbpsのスペックです。接続も簡単で、それほど伝送速度にこだわらないなら、これで十分です。筆者宅でもアクセスポイントとして使っています。
 IO-DATAの製品公式

AP・中継機の使い分け

 単に回線を強化したいだけなら、どちらを使っても良いので、電波状況の良い方に切り替えて使えば良いでしょう。機器によってはおすすめのモードがあるかもしれません。

 機器を複数の部屋で利用するような場合に、回線の設定先を一つだけで済ませたい場合には、中継機モードで元のルーターに設定すれば良いことになります。
 複数の回線設定ができて、良い回線を自動的に選んでくれる機器なら、アクセスポイントとルーターの両方を設定しておいても良いと思います。

 機器の接続台数を増やしたい場合には、アクセスポイントのモードを使えば良いことになりますが、ただ、元々のルーターが弱い場合には、根本的な解決にならないかもしれません。
 たくさんの機器を接続したいなら、モデムにつなぐ親機ルーターを良いものにして、弱いルーターはAP・中継に使った方が良いでしょう。

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 NECAterm WX3600HPは、ファミリーで使えそうなスペックのミドルクラスのルーターです。4-4ストリーム、有線LANは1Gbps×4、無線wi-fiの接続台数は36台2,402Mbps(5G)・1147Mbps(2.4G)と充実していますので、ゲームをする場合なども含めて、大抵の場合はこれで足りると思われます。
 NECの製品公式

一番安定するのは有線接続

 最近のルーターはほとんどがwi-fiのできる無線LANルーターですし、どうしても無線に目がいきやすいですが、一番安定するのは、やはり有線接続です。

 ケーブルは邪魔なので配置の上で限界はあるかもしれませんが、パソコンなどはLANで有線接続した方がネット回線は安定します。
 スマホやゲーム機などが無線で使うものであっても、なるべく利用する場所の近くまで有線LANでひっぱってきて、それにアクセスポイントなり中継機をつないで、そこから電波を拾う方が電波が良くなるかもしれません。

 近くに配置するアクセスポイントや中継機には、予備のものや、お手頃価格のものにするなど、工夫も考えられます。

専用の中継機とルーターを流用するのどっちがいい?

 専用の中継機と、普通のルーターを中継機モードで使うのと、どちらがいいかを考えてみます。ただし、中継機がルーターよりも安いとは限りません。

 複数台のルーターをアクセスポイントや中継機として使うことのメリットとしては、いざというときに親機ルーターとしてモデムにつなげるので、予備として手元に確保しておく意味があるということでしょう。
 色々と機能があるので、状況に応じて使い分ければいいわけです。

 専用の中継機のメリットとしては、製品によっては場所をとらないことです。
 ルーターだとどうしても一定の大きさがありますが、中継機によっては、コンセントに差して設置できるものもあります。
 ルーターを置く場所がない、お部屋のデザインにこだわる場合に向いているでしょう。

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 BUFFALO中継機WEX-1166DHPSです。おウチのWi-Fiパワーアップ、Wi-Fiエリアを拡大してくれるということで、2×2のアンテナで、親機ルーターの電波を中継してしてくれます。ルーターの配置はモデムの位置の影響も受けるでしょうから、この中継機を家の中心に置くなどすると良いかもしれません。コンセントに差して使うタイプです。

References

 参考文献:掲載製品のメーカー公式ページ

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