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たまに忘れるのでメモメモ

readコマンドの基本【シェルスクリプト】

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 シェルスクリプトのreadコマンドの基本的な使い方についてメモしておきます。
 readはシェルスクリプトの処理の中で、あらかじめ決められない任意の文字列を入力したいときに便利なコマンドです。
 また、処理の一時停止や確認に便利な「-p」オプションについても書いています。

 筆者の更新時の環境は、Linux Debian9です。

readの基本的な使い方

 シェルスクリプトのreadコマンドは、コマンドライン上で入力した標準入力を読み込んで変数に代入するコマンドです。
 スクリプトの処理途中で何らかの入力を求めて、それを変数に格納したいときに便利です。
 入力をしてEnterを押すと処理が継続します。

  echo '今日は何を食べたいですか?'
  read FOOD
  echo "本日の夕食は${FOOD}です。"

 上記では、入力した文字列が変数FOODのところに表示されます。

処理の中断や確認に使えるオプション「-p」

 readコマンドでオプション「-p」をつけると、読み込む前に、内容の表示をします。
 これを利用して、一連の処理を一旦停止したり、内容の確認をしたりできます。
 Enterキーで処理を継続できます。

  WORD='スパゲティ'
  read -p "内容:${WORD} Enterで実行"
  echo "今日の昼食は${WORD}でした。"

 上記では、変数WORDが決まっているので、一旦確認して表示するだけです。

References

 マニュアルはコマンドラインで「man read」「read --help」

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